実は全国の約4割の学校給食でこめ油が使われていることを知っていますか?
こめ油を聞いたことがなかった方も、もしかしたらこれまでに食べたことがあったかもしれないのです。
今回は実際にこめ油を使って給食を作られている南砂第二保育園様にインタビューへ伺いました。
都心の大通りから一歩入ると子どもたちの声がきこえ、温かい雰囲気の広がる保育園があります。歌や劇の練習、外遊びと子どもたちがのびのびとしているこちらの園には、保護者の方に向けてのレシピチラシが置いていたり、給食メニュー表が大きく掲示されていたりと“食”に触れ合える場面が多いように感じました。
そんな保育園の栄養士でもある園長先生と調理をされている栄養士の方々にお話を聞きました。
法人内の保育園での給食の献立などを考えられてきた経歴をお持ちの園長先生。毎日、できあがった給食の味や食感などの確認を行っているそうで食・食育への思いをインタビューで感じました。
保育園ではアレルギーや食文化など、お子さまの様々な状況に合わせた給食を提供されています。食材や調味料を見直す機会があったときに、油も質の良いものに変えようという考えからこめ油を選ばれました。
油は毎日摂取するものなので、こだわったもの、酸化しにくいものを使いたいとのことでした。
こめ油に変えたあと、給食室の栄養士さんたちからは「サクサクする」「ほんのり甘い香りがする」などの声があるようです。毎日、炒めものや揚げ物、ドレッシングなどに使われており、実習で保育園に来た人も興味を持ってくださったりしているという嬉しい声もありました。
献立は給食室のみなさんで考えられており、子どもたちに楽しんでもらうことを一番に思っているとのこと。
月一回あるお誕生日会などのイベント給食では、見た目や彩りから子どもたちが喜ぶものを考えられています。子どもたちにたくさんの食材を知ってもらうために、給食には旬の食材を取り入れられています。また、ピーマンなどの苦手な子が多いような、家庭で出しづらい食材を積極的に使っていたりもするそうです。
また、安心安全なものを提供したいという思いから、材料の産地などを保護者の方に向けて掲示されているそうで、そういった点からも国産のこめ油を選ばれたそうです。
実際に給食を食べているところを見学したら、ピーマンが入っている鮭の黒酢炒めをモリモリ食べていて、多くのお子さんが完食!ピーマンを素揚げして甘みを引き出しているのか、お子様でも食べやすい味になっていたのでしょうか。取材した築野社員も家で実践してみたくなっていました。
園で食べるごはんは一日3食のうちの1食であり、そのとても大切な1食を担っていることを実感していると先生方は仰っていました。
楽しく、そしておいしくお子さまに食べてもらえるようにと園長先生や栄養士の方々が日々考えられて、作られています。毎日食べるものだから、からだに優しいものを使いたいというのもその思いからなのだな、と感じます。
おいしく、そして健康も気遣えるこめ油をご家庭でも取り入れてみるのはいかがでしょうか。